積算とは

積算とは

建築積算とは、建築物の設計図書をもとに、その建築物に必要な材料を正確に算出し、材料ごとの工種に振り分けた内訳明細書を作成する仕事です。緻密に積み上げた内訳明細書に単価を入力することで、建築物の工事費を求める事ができます。
建築物の金額を算定するにあたり、根拠となるベースの数字を算出する仕事が建築積算業務です。

信頼できる技術者

積算に関する資格「建築積算士」

建築積算業務に従事する技術者の能力を検定し称号を付与する事業は、(社)日本建築積算協会(以下当協会という)において1979年から1989年までの11年間、「建築積算士」の称号で民間資格として行われました。この間に3,197名の方が登録していました。
1990年1月24日付の建設省告示第74号により、「建築積算に関する知識及び技術の審査・証明事業認定規定」を定め、検定事業の実施団体を大臣認定する形式での資格制度が創設され、同年7月30日付で我が国初の建築積算技術者の公的資格「建築積算資格者」が誕生いたしました。その後、行政改革の一環として、他の審査・証明事業と同様に、大臣認定の根拠である告示が2001年3月31日付国土交通省告示第273号で廃止されました。
当協会では2001年4月1日から公益法人独自の資格制度、建築積算資格者認定事業として、これを受け継ぎ発展させていくことといたしました。2009年4月1日からは、称号が「建築積算士」と改められました。

公益社団法人 日本建築積算協会